言い方がよく使われていて、「英語教育」はむしろまれで、おそらく昭和になってから使われ始めたものと考えられる。
わが国における現代の英語教育は、英語を外国語として英語によって学習することを目標としている。
したがって、英語の教授とともに、英語的な思考形式を教授していることになる。
英語教育の意義は、母語との比較を通じて言語感覚を鋭くするとともに、ともすれば単眼となりがちな見方を複眼として、広い視野にたって考える人間を形成することにあり、また国際語の一つとなった英語を通して、言語を異にする人々と意志、思想を伝達しあう道具として身につけることにある、といってよいであろう。
西ゲルマン語系に属する言語。
現在、世界の六つの大陸のいずれにおいても用いられており、それらの総人口の7人に1人は、なんらかの形で英語を用いているといわれている。
それは、母語である場合も、第二言語である場合もあり、単に外国語として用いられているという場合もある。
それほど身近なものであっても、開き直って、「英語とは、いったい何をさすか」と問うならば、明確に限定されたものをさすのではないことが、すぐに明らかになるであろう。
まず第一にさまざまの変種がある。イギリスの英語、アメリカの英語、カナダの英語、オーストラリア、ニュージーランドの英語、インドやパキスタンの英語、アフリカの英語などは、すべて英語である。
イギリスやアメリカの内部にはさまざまな方言があり、方言のなかには、地域的なものも、階級的なものもある。